キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

泥酔!都島の夜

仕事が落ち着いたときに、必ず行く店がある。
たまに行くお店ながらも「行きつけ」と称している、「旬魚菜 天」だ。


今回はいつもと違う点が1つ。
飲み仲間の徒歩くんと、2人で訪問したのだ。
いつも1人で行く店、それも行きつけのお店に人を連れて行くという行為に、ただならぬ緊張感を覚える。

 


先週の金曜日、午後7時45分に入店。
お店も久しぶりだし、徒歩くんとも久しぶり。
まずはビールで乾杯。
料理はいつもどおり、お任せでお願いする。


最近は創作料理も多く、旬の食材をうまく活かしたものが次々と運び込まれる。
ここの料理は僕にはもったいないくら絶品だ、と再三ブログやSNSでアピールしており徒歩くんもかなり期待をしていたそうだが、しっかり満足もしてくれていたようだ。


いつもどおり互いの近況に花を咲かせつつ、いつもどおりマスターも話しかけれくれる。
複数の「いつもどおり」がうまく融合して、いつも以上の楽しみを感じられる。


運のいいことに、カウンターは次々と常連さんがやってくる。
そのうち、面識ある常連さんカップルが隣に座ったので、4人で会話を楽しむ。
あかん、楽しすぎる!


ただひとつマズいことは、途中から日本酒に切り替えたこと。
当然この店の日本酒はマズいどころか、絶品である。
では何がマズいのか、というのは書かずともおわかりいただけるだろう。

 


ということで、土曜は昼過ぎまで眠ることとなってしまった。
あんな泥酔状態で、よくもまあ家までたどり着けるものだと、いつもながら感心する。


あの流れであの雰囲気で、日本酒は不可避だったし、飲みすぎずにいることもできっこない。
今回は反省などしていない。
風邪で寝込んでいるようなものだ、と自分に言い聞かせながら、じっくり布団の上で過ごした。

 


徒歩くん、わざわざ遠方まで来てくれてありがとう!
日本酒以降、何しゃべったか等の記憶がほとんどなくて、無礼があったらごめんなさい。
次回は牡蠣かな?
また楽しいお酒が交わせることを、楽しみにしています。


翌日に残らない飲み方ができるよう、お互い気をつけましょう。

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Webサイト・迷

今年の目標を掲げていた「新しいWebサイト立ち上げ」について。
一応途中段階で公開はしているものの、Google検索にも引っかからないし、いっそブログ化しようと書いていたのは先月のこと。
しかしここに来て、やはりブログではなくWebサイトにしようかな、と気分がかわりつつある。

 

理由は単純である。
Google検索にひっかかるようになったからだ。
「ミニ遍路」と検索したときに、3番目にヒットする。
また、コンテンツの具体的なタイトル、例えば「長久寺八十八」などで検索したときは、1番目にヒットするのだ。

 

おそらく、先月このブログでURLを公開したから、それがうまい具合に作用したのだろう。
もしそれが本当なら、もっと引っかかりやすくするため、いま一度URLを掲載しておこう。

●全国ミニ遍路
http://mini88.o0o0.jp/

 

さて、そうなったときに、改めて悩みが発生する。
デザインを固めなければいけない。
上記からWebサイトを見ていただくとわかるとおり、いまひとつパッとしない。
マジメな感じを意識したものの、いま一つ辛気臭さが拭えない。
またナビゲーションも全体像がつかめないし、何をどう見ていけばいいのかがわからない。

 

そもそも、WordPressの使い方を忘れてしまったというのもある。
また勉強し直さないといけない。

 

などなど、まだ一歩ふんぎりつかないところである。
やるなら年末年始、どうせ予定も入ってこないだろうから、一気に進めたい。

スマートスピーカーに思うこと

最近になり足並みをそろえたかのように、スマートスピーカーがテレビで紹介されている。
机に置いて「明日の天気は?」「○○さんにメールして」などと質問して、返答してくれるアレである。


世の方はあれを見て、どう思っているだろう。
おそらく僕と同じ感想を持っている人は、たくさんいるような気がする。


売れるんか、これ?


まぁ、新しい媒体を否定するのは実に簡単なことで愚かなことだが、それでも売れない気が強いのだ。
ダラダラと理由を書くとキリがないので、まずはそう思った理由を箇条書きしてみる。
スマホでも同じことができる
スマホでも同じことができるのに、スマホに対して声がけなどをする人が少ない
・スマートスピーカーに連動した家電が普及していない
・月額料金が必要
・日常生活での必要性を感じない

 


ということを踏まえ、さらに思うことがひとつある。
プロモーションを、ちょっと変えてみてはいかがだろうか。
もっとターゲットを限定する、というか。
極論であるが、例えば高齢や障がい等で体が不自由な方、またはそういった施設へ向けたプロモーションにするとか。


先ほどもあげたが、スマホとの差別化や対応家電が遅れているのは事実だし、いきなり一般家庭に向けるのはちょっと時期尚早な気がする。
まずは確実にメリットの出る場所に設置し、そこからインフラを広げて、徐々に一般家庭に普及させたほうがいいのではないかなあ、と感じるのである。

 


こんなこと書いておいて、爆発的に売れたら笑いものやけどね。
ビジネスを知らないサラリーマンのたわごとですわ。

哀愁!ひとり飲み

特に何かあったわけでもないが、無性に飲みたい気分になった先週金曜日。
こういうときにアポなしで誘える飲み仲間がいないことに、愕然とする。
いや、たぶんしらみ潰しに連絡すれば、誰か捕まるのだろうけれど。
結婚していたり、しばらく連絡していなかったりで、気軽に誘うことができないのだ。


とりあえず実家にはご飯不要の旨を伝え、仕事帰りの電車に乗りながら、行く場所を考える。
ホームである大阪駅前ビルが手軽だが、どうせならあまり行かない場所もいいかな。
でも遠い場所は何だか不安だし、終電乗り遅れる可能性もあるし。
さまざまな葛藤の末、通勤圏内なのにあまりひとり飲みしない、京橋へ行くことにした。

 

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1軒目は「まるしん」。
一度、あつし君と来たことのあるお店である。
金曜なので大盛況ながら、たまたまお客さんが1人抜けたタイミングだったので、即座に入店する。

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「お客さんはじめてかな?」と人当たりよい口調で声をかけてくれるのは、ここのお店の大将だ。
はじめてのお客さんにはサービスがあるのだが、ここは素直に「2回目です」と答える。
誤魔化してサービスを受けずとも、全体的にリーズナブルだからだ。


店員4人に対し、客は30人くらいだろうか?
あちこちから来る注文を、ほとんど漏れなくさばき切るさまはすばらしい。


ここでは何より、大将の話が面白い。
一見さんや女性には優しく、常連さんには強い口調で話す。
持ち場が揚げ物・焼き物である大将は、常連からの注文に対し
「忙しいのに手間かかるもん頼むな!」
「湯豆腐とかすぐできるもん注文してくれや!」
などと真剣な顔で大声で叫ぶも、それが大将なりの愛嬌と知っているので、言われたほうもまわりの客も爆笑である。


他のお客さんと話したわけでもないが、孤独感をいっさい感じない、不思議な連帯感。
立ち飲みの醍醐味ともいえることだが、この醍醐味を味わえる立ち飲み屋さんて、最近では意外に少なかったりする。

 

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2軒目はお隣の「山ちゃん」。
ここは4回目かな?
こちらも立ち飲みだが、季節ものの一品だったり、少し変わったメニューがあるのが魅力的。
ここの大将はとにかく笑顔が素敵で、お客さんへの対応がすばらしくいい。


まわりの空気になじみつつ、静かにひとりで飲む。
などとカッコつけてる風を装っているが、右隣にひとりで飲んでいる女性がいて、これは声をかけていいのかどうか、絶えず迷っている状態だった。
別に下心どうこうではないのだが、こういうところでためらうってのが、僕の男性としてダメなところである。


そろそろ帰ろうかなとしたところで、ふとした拍子に女性と話すことができた。
どうやら向こうも、こっちに話しかけていいのかどうか迷っていたようで。
1時間以上もの葛藤も、ここで解決。
そこからは、ひたすらおネエさんと話をした。
ほんまこのシャイな性格、どうにかせなあかん。

 

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おネエさんと別れ、終電前に地元へ戻る。
ビールしか飲んでいないのでまだまだ元気なので、最後に地元のバー「Loose」へ。
ここは1人で来ても、マスターと店員さんが構ってくれるので安心である。


1杯目は1日遅れてボジョレー、2杯目に地酒を注文しつつ、3杯目にはじめて見るスコッチ。
言わずもがな、すっかり脳がマヒしてしまった。
途中で隣にいた常連さんに、キックボード旅のことを熱く語っていた気がするが、果たしてどんな顔だっただろうか。
背後のテーブルにゴンタのヨメさんがいて何か話したとは思うが、何か失礼なこと言わなかっただろうか。


何だかんだで気がつけば午前3時。
最後はほぼ寝落ちしかけていて、店員さんに催促されてお店を出たが、なぜ眠たいのに帰ろうとしなかったのだろうか。

 

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そんなこんなで、久しぶりにがっつり楽しいひとり酒を楽しめた。
ただ楽しい反面、この楽しみに溺れたらダメな独身中年になりそうで怖い。
あと、翌日ほぼ1日眠って過ごしてしまうというのも、もったいなくてたまらなく感じる。
ほどほどにしとかないとね。

極寒ゲリラキャンプ・2017秋

昨年に引き続き、2回目である。
関西の某所にある廃キャンプ場でのゲリラキャンプを、先週末に開催した。


前回は会社が終わってからという遅い時間だったが、今回は午後6時。
まあキャンプには十分すぎる遅さであるが。
みんなで買い出しをして、いざ現地へ。


ちなみに今回の参加者は5人。
1人だけ初参加で、それ以外は前回いたメンバー、だったかな?

 


廃キャンプ場までの道は門で閉ざされており、門の前で車を停めて現地まで荷物を運ぶ。
今回は僕のスクーターを持ってきたため、門の向こう側まですり抜けて、荷物運びのツールとして使う。


ラクそうに感じるだろうが、こいつがなかなか大変!
現地まではまずまずの坂であり、重い荷物を乗せると坂の途中で止まりそうになる。
また、現地に近づくにつれ道がダートになり、かつ足場がヌタヌタに濡れているためハンドルが言うことをきかなかったりする。
すっかりモトクロスの感覚であり、げんに2日後には両腕が筋肉痛になったほど、腕に負荷がかかる。
オフロード対応のスクーターでよかった。

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あと今回は、キャンプファイヤーの燃料として、あつし君が廃材をたんまり仕込んでくれた。
とにかくすごい量で、かつ重さ・大きさもそこそこあり、運搬にひと苦労。
あまりに大きすぎるものは人力で運ぶしかない。
といっても量が量だけにスクーターも活用が必要で、自分の背の高さほどの板を目の前に乗せる。
もちろんそのままだと前が見えないので、板を抱き込むようにして、顔を横から出して走る。
この姿勢がまた大変だし、もちろん足場は悪いしで、さらに疲労度が増す。

 


ようやく荷物の運搬が終わったところで、テントを張ったり火をおこしたりのセッティング。
ひととおり済んだころには、午後9時をまわっていた。
そこから炭をおこして夕食と、やはり遅い晩餐となった。
それでも前回は日付が変わってからの食事だったので、だいぶ早めの開始といえる。

 

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以降は、まったりとした時間を、それぞれが過ごす。
ひたすら燃料の木を集めては火にくべる人、ひたすら食事を作る人、ひたすら食う人、ひたすらボーっとする人。
僕がどれに該当していたかは、ご想像にお任せ。

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途中で何度か小雨がパラついたが、日をまたいだころには星空があらわれる。
星空なんてほぼ毎日出ているはずなのに、こうして意識的に眺めることが贅沢に感じるのは、なぜだろうか。


とにかく、まったり。
至福の時間。
このキャンプのよさを問われても、少なくとも僕のボキャブラリーでは、到底伝えることができない。
強いて言うなら、「自由」が楽しいのかも知れない。

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気をつかって話す必要もなければ、作業を強要されるわけでもない。
おのおの、自分のやりたいこと・やったほうがよいと感じたことを、自分のペースでやればよい。
それがほどよいバランスで支え合い、楽しい時間が成立する。


睡眠も、もちろん自由。
眠たい人はテントに入って寝て、目覚めればまた戻る。
ちなみに僕は、午前3時に唐突な睡魔に襲われ、以降はそのまま眠ってしまった。

 


起床は午前7時だったか。
一応このキャンプ場は登山ルートの一部でもあるので、登山客が見える前の早朝撤退を余儀なくされる。
しっかり火を始末し、再び荷物を分担して運び込んで、無事終了。


これ以降の季節だと寒すぎるし、これより早いと虫がいるし、今がちょうどよい。
来年もまた、恒例行事として開催できればいいな。
この場所もそのうち使えなくなる可能性もあるので、できれば別の場所での開催も検討したいものだ。

香川・ミニ遍路と伊吹島の旅 ~その5~

香川の旅、ようやく最終回。

 


最終日もゆっくり眠ることはせず、午前6時半に起床。
せっかく遠出してきたのだ、時間の許す限り、ガンガンとミニ遍路を巡りたい。

 


まずは車で30分、「母神山ミニ四国霊場」へ。
Webでも複数のサイトがヒットしたので、さぞかし有名なところなのだろう。
という予測は大きく外れ、途中からまったく手入れされていない。
昨日までのミニ遍路はすべて整備されていたので、すっかり油断していた。
完全に「道」であることを放棄した、藪で閉ざされた道なき道を無理やり切り開いて進むが、しまいに心が折れて途中で結願を断念。
1分で10歩進めるかどうか、という道だったこともあり、気がつけばほぼ午前中を費やした。

 

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そしていったん昼食。
もちろん、うどん屋だ。
国道から離れた少し山手に店を構える「三好うどん」へ。

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いかにも女性ウケしそうなカフェ、のような店構えで、店員さんもみんな若い。
それでいて、うどんの味は絶品!
大阪なんかにあったら、間違いなく連日行列だろう。

 

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そして最後のミニ遍路「貴峰山八十八ヶ所」へ。
登山コースの途中に、山の中腹を巡れるように設けられている。
といっても、スタート地点までは林道を車で登って行ける。
思ったほどアップダウンも厳しいわけではなく、純粋に森林浴が楽しめる道が続く。
道もしっかり整備されており、とてもよいミニ遍路である。

 

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といったところで、旅は終了。
やはりミニ遍路の部分を中途半端に省略してしまうと、いまいち締まりのない文章になってしまうな。


ちなみに帰りは渋滞にも見舞われ、ノンストップで4時間ほど運転することとなった。
ただでさえ長距離運転に慣れていないのに、がっつり腰に負担のくる座席に座りっぱなしというのは、相当キツかった。
あと、思っていた以上に高速道路の料金が高くついたし、ガソリンもけっこう食った。


まだ周りきれていないミニ遍路もあるが、車で行くのはもうやめておこう。

香川・ミニ遍路と伊吹島の旅 ~その4~

伊吹島から観音寺に戻った、つづき。

 


ホテルに車を取りに帰り、ミニ遍路めぐり開始。
「密蔵寺ミニ四国八十八カ所」は、広場をぐるっと囲むように石仏が並べられている。
台風21号の影響か、転倒している石仏がいくつかあり、それらを立て直しながら巡る。

 

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次のお遍路を行く前に小腹が空いたので、目についたうどん屋へ。
「かな山うどん」という、焼肉屋も併設している節操のなさげなお店。
こういうお店はあまり期待が・・・という偏見は、食べてみて吹っ飛ぶ。
昨日食べたチェーン店より、はるかにうまい!
ふらっと入ったお店が十分うまいというのが、さぬきうどんのすごいところである。

 

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午後5時、時間的に微妙だがもう1件「藤目城跡ミニ四国八十八ケ所」へ。
城跡の広場に、先ほどと同じく石仏が並べられている。
1つずつ参っているうちに、あたりがどんどん暗くなる。
人のいない山奥、神社の境内、城跡、まわりは石仏だらけ、という状況で闇が近づく・・・
さまざまな恐怖に襲われ、逃げ出したい気持ちを必死にこらえながら、何とか真っ暗闇になる寸前に結願。
いや本当に怖かった!

 

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といった感じで、ホテルに到着したのは午後7時。
そこからお風呂に入って夕食を買いに行って、という校庭が発生する。
もっとゆとりを持った旅をするつもりだったのに、何だかドタバタが続いてしまっている。
これが自分の性分なのだろうな。

 


次こそ完結したいな。
つづく。