キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

同窓海物語 in 加太~前編~

個人的に、夏をもっとも感じるものは、何と言っても海だ。
しかしながら、海で遊ぶことはなかなかしない。
海が家から遠いこともだが、いっしょに海で遊ぶ仲間もいないのだ。

それがこのたび、地元の同級生であるゴンタ・作三と3人で行くこととなった。
ゴンタの職場に保養所があり、以前から「いつか行こう」と言っていたのが、ようやく実現したのだ。

なお、「海に行く」「保養所に泊まる」以外のことはまったく決めておらず、待ち合わせ時間や持ち物も、直前に慌ててメールで打ち合わせるような状態となった。


午前8時にゴンタが車で迎えに来てもらい、作三をピックアップして出発。
途中のスーパーで買い出しするも、「昼食どうする?」「夜何食べる?」「明日の昼は?」というところも決まっていなかった。
道中に決めればいいものを。
それでも、意外にサクサクと決まっていくのが心地よい。


保養所に到着したのは、思っていた以上に早い午前11時。
「ボロいから期待せんといて」とゴンタから念押しされていたが、何のことはない。
小高い丘にある別荘地の、かなり高所にある立派な建造物である。

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玄関こそ田舎の家屋みたいな臭いがするが、ダイニングは広く暖炉なんかもある。
テラスも広くとられており、電動で屋根が出てくるというギミックも用意されている。
さらに上の階には和室と洋室もあり。
20人くらいは宿泊できるのではないだろうか?
何かもう、このまま海をやめて飲んだくれようかと思えるくらい、居心地がよい。

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などと思いながらも、やはり予定どおり海へと向かう。


まだ書きたいところだが、ちょっと眠いので続きは後日。

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9月の過ごし方

気がつけば8月も後半。
そろそろひぐらしも鳴きはじめ、夏の終わりを感傷的に覚える時期。
・・・のはずが、さすがにここまで異常な暑さが続くと、まだまだ夏の終わりを感じられない。

さてさて、もうすぐ9月である。
今のところ予定がゼロ。
何かしら入れていかなければいけない。

悩ましいのが、旅の予定。
3連休もあるし、有給もとれそうなのでさらに3連休をもう1つ作れそうなので、旅の予定は組める。
いつもなら、迷わずぶち込むところなのだが。

いちばんの心配は、先日痛めた胸部。
見る見る回復はしているのだが、全治1か月半と言われているので、9月いっぱいまではあまりムリできない。

他には、先日の旅の疲れが残っていたり、日記をまとめられていない旅の記録があったり、猛暑や異常気象が怖かったり。
もしくは、ひとり旅ばっかり続いていて、他の人とあまり遊べていなかったり。
さらには言いにくいところだが、婚活的なやつとか全然できていないのも気がかり。

などなど、自分でしか決められないような悩みに頭を抱えてしまっている。
うかうかしてたら、1か月何も起こらないという地獄の結末を迎えかねない。
そろそろ本気で考えなければ。

厚かましいながら、遊びのお誘いもお待ちしております♪

アバラ、バラバラ

先日の日記で紹介したとおり、旅で2回も転倒した。
その後肋骨の痛みは、1週間を過ぎても引くことがない。
さすがに心配なので、昨夜は仕事帰りに整形外科へ。

レントゲンをとった結果、まずは肺に異常なし。
肋骨も3方向から撮った結果、異常なし。
ただ症状から考えると、写ってないだけでヒビの可能性ありとのこと。

それよりも、はじめの問診が大変だった。
キックボードで転倒しました、という事故の原因を言うだけでも恥ずかしいのに、
「いつ転んだの?」
「どんな体制で?」
「スピード出てたの?」
などと、次々と質問されるわけだ。

まるで「ええ歳こいて何やってんの?」と尋問されているような気分になる。
そして自分自身でも、ええ歳こいて何してんねやろ?と情けなくなってくるのだ。


なお、完治に1か月半かかるそうな。
それまでは重い荷物を持つなど、負荷は避け安静にしなさい、とのことだ。

週末は海行くんだけどな~、大丈夫なんかな~。

インスタグラム、はじめました。

近ごろちょっと、有言実行できないことが続いていて反省している。
そのうちの1つが、「7月中にやる!」と宣言していたインスタグラムだ。
7月に間に合わなくとも、せめて夏季休暇前には登録して、旅の実況でもできれば、と思っていた。
このままじゃイカンと、おとといようやく登録した。

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改めておさらい。
新しいものがニガテなのに、あえてインスタグラムをはじめた理由は、次のとおり。
①世間勉強
②自己顕示欲を満たす・旅を知ってもらう
③出会い

理由の8割方は①である。
テレビなんか見ていても、もうインスタを知っていること前提で普通に話が組まれていたりする。
そもそも、一応ITとかいう業界にいる以上、ITに関することは最低限知っておくべきだ。
これはかつてmixiをはじめたときと同じ動機なので、さまざまな恩恵を得たmixi同様、何かいいことがあったらいいなという期待もある。

②はWebサイトやブログをやっていることからわかるとおり。
近年ではSNSをきっかけに有名になる人がいたりするんで、そんな感じになれば。
といっても、年に数回だけのキックボード旅だけでは、さすがに有名人になるには弱い。
大々的に有名にならなくとも、知る人ぞ知るくらいのキャラとか、一度くらいちょろっとメディアで紹介されるくらいにはなりたい。
恥ずかしい夢だけれど。

③は別に、異性とむふふな意味ではない。
先ほども出てきたが、かつてのmixiみたいに、面識のない人と連絡とりあったり飲みに行ったりできないかな、という期待がある。
もちろん、むふふを全否定はしないけれど。


まずは手探りで使っているので、何かヘンな投稿とかあってもやさしく見守ってくださいませ。
あと、インスタグラムやっている方は、フォローとかしてくださいませ。
「キックボード旅」とかで検索したらいてます。

キックボード東北旅~グルメ編~

旅の思い出を引きずった日記も、そろそろ最終回にしよう。
最後は旅でであった「グルメ」の紹介。
温泉旅館で食べたものとか、スーパーのお惣菜はさておき、とりわけ地元を感じられるものを。


【酒田ラーメン】
山県県酒田市に、独自のラーメンがある。
ダシは煮干しと昆布が基本で、しょうゆが基本のあっさりしたスープが特徴だ。

しかし何より注目するべきは麺。
麺のコシが強く、味わい深い。
何でも粉に対する水の割合、いわゆる加水率が高い。
それを実現するためには高い製麺技術が必要で、例えば鉄棒を使って麺を打つ技法もある。

酒田市には連泊したこともあり、2軒寄った。

1軒目は「北前横町」にあるお店。
ラーメン専門店ではなくお酒のアテも用意したお店なので期待薄だったのだが、麺が驚くほどおいしいほか、スープも体中にしみるうまさ!
翌日も酒田ラーメンを食べることを、ここで決心した。

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そして2軒目は、酒田ラーメンでも特に有名なお店。
しかしここはスープが薄く感じ、ちょっとイマイチだった。
麺切りが不十分なのか、僕の舌がバカなのか・・・

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どちらにせよ、もっと全国的に有名になってもいいのではないかと感じる。


ババヘラ
秋田県の国道を走ると、道の脇にパラソルを掲げたおばあちゃんがあちこちにいる。
ここでアイスを売っているのだ。
いわゆる「ババヘラ」というもので、ストロベリー味とバナナ味の2食のアイスを、ヘラを使ってコーンに盛られる。
秋田では、夏の風物詩でもあるらしい。

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猛暑の中ほてった体には、このシャーベット状の食感と甘味がたまらない!
200円という手軽な値段設定もうれしい。

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【ハタハタときりたんぽ】
最終日の夜に居酒屋でいただいたのは、秋田の名物料理。

・ハタハタの塩焼き
ぱっと見て特徴的なのが、卵。
プチプチという舌触りと旨味が口の中に広がる。
身も甘味があり、ふだん食べているものとは格段に違ってうまい。
ちなみにハタハタは旬が冬で、いただいたものは冷凍。
冷凍でこれだけうまいのだから、旬の時期はどれだけのものだろうか。

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・ハタハタ寿司
寿司といってもごはんはなく、ハタハタを発酵させたもの。
小さく噛み砕いただけでも、酸味と塩気を帯びた独特の味をしっかりと感じる。
しめ鯖に近いが、しめ鯖より身が小さく引き締まっているのが特徴的。
日本酒がいくらでも進んでしまう。

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・きりたんぽ鍋
これはもはや、説明は不要だろう。
あっさりしたスープもさながら、バラエティに富んだ具材もなかなか。
きりたんぽ自体は思っていた以上に味も食感も米の感触が強く、シメでもないのに米を鍋で食べる感覚が不思議である。
こちらも、旬である冬にいただきたいものだ。

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キックボード東北旅~転倒編~

旅のキレイなところばかり紹介するのも、何かいやらしい。
ということで、カッコ悪いところも赤裸々に書いておこう。

今回は2度、転倒をしてしまった。
軽くつまずく程度ならたまにあることだが、豪快に両手ついて転んでしまったのだ。


【二重トラップ】
キックボードで走っている途中、障害物をよける方法は2種類ある。
(1)片足を軸として地面につき、もう片足とキックボードを持ち上げる
(2)一度立ち止まって押し歩く

スピードを殺すのはもったいないので、ちょっとした障害物なら(1)でかわす。
写真のような点字ブロック①の場合も、同じく(1)だ。
これがいけなかった。

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よくよく見ると、①のすぐ後に、砂地②がある。
キックボードは障害物だけでなく、未舗装地でもアウトなので、これもかわすべきべきである。
しかしここが未舗装であることに、まったく気づかなかったのだ。
宿が目前にあったこともあり、油断をしてしまった。

前のめりに倒れたが、とっさにグローブをはめた両手をついて受け身がとれたので、外傷はない。
しかし胸を打ってしまい、呼吸を強く吸えない程度に左胸を負傷。


【見えないトラップ】
2回目の転倒は、突然だった。
気がつけば、何かにつまずいていた。

犯人は、松ぼっくり
転倒した後すぐ確認すると、砕けた松ぼっくりがあった。

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もともと松の葉が多い歩道で、もっと注意するべきだった。
これは完全に油断だ。

ここでも前のめりに倒れたが、負傷中の左胸をかばってか、右上半身を打った。
両手の受け身も間に合わず、右腕をアスファルトですりむく。
また右胸も強打し、これで両胸がダメになった。


そんなわけで、旅の後半は胸の痛みに悩まされた。
そして今もなお、胸は痛み続けている。

ほんの一瞬で、大事故にもなりかねない。
改めてキックボードという乗り物のリスクを強く感じた。

キックボード東北旅~出会い編3~

旅の夕食は、スーパーで済ますことが圧倒的に多い。
理由は単純で、安く済むからだ。
しかし今回の旅では、外食を3回もした。
これがなかなか楽しかったので、紹介しておきたい。


酒田市:北前横町】
山形県酒田市というところでは、連泊を余儀なくされた。
原因は例の台風5号によるもの。
翌日は1日走らなくていいと気を許し、ついつい外で飲むことにした。

しかし台風の影響で、閉まっている店が多い。
さんざん歩き回っているうちに、ひときわ楽しげな光が見えた。
それは「北前横町」。
いわゆる屋台村と呼ばれる形態で、屋台のように小さな店舗が複数集まったところだ。
ここでも空いている店舗が少ないながら、すでにお客さんも入っている「神楽」というお店へ入る。

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カウンターにはスナックのママさん風、と言っては失礼か、どんな客にも対等に会話をこなせそうな感じの女性がひとり。
お客さんは左右に男性が1人ずついて、どうやら店の常連らしく、すでに盛り上がっている。

席へつくや、早速からまれる。
もちろんキックボード旅の話をし、一気に店内全員で盛り上がる。

いい。
この他人同士が触れ合える感じ。
こういうのって、お店の雰囲気だけでなく、店員さんの気配りとか、それを好んで集まるお客さんがいてこそ成り立つものである。

その後も、陽気な家族連れなんかも入ったりしながら、いっそう盛り上がる。


翌日も、前夜の盛り上がりに期待しつつ、違うお店「まるもん」へ。
カウンターには若い店員さんがいて、店員さんと思いっきり仲良しだとわかる女性が2人で盛り上がっている。

これはハズレか?
などと思い、30分ほどひとり酒を飲む。
あとひと口残っているビールを空けたら、別のお店にでも行こう。

と思ってたところに、1人の男性が入ってくる。
僕よりは年上だろうが、そんなに離れてもいないだろうし、何なら同年代かもくらいのお年頃の方だ。

また、隣りにいた女性も席を立ち、じきに自然と3人での話し合いとなった。
ちなみにこの男性は千葉の方で、山形にどっぷりハマっているとのこと。
週末に1泊2日で訪れているそうだが、年に10回くらいは訪れるというのだから驚き。
やはり旅人って、個性豊かで面白い。

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この2軒をまわって感じたことは、この酒田という街の人は話の口調も展開が早いということ。
下手したら、大阪も負けてしまいそうなほど。
聞いてみると、ここはかつて商人の町だったそうで、その遺伝子が受け継がれているらしい。

地理や歴史には学生時代から弱かったが、こうして肌で感じて学べるということは、旅の何よりの醍醐味である。