キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード東北旅~出会い編2~

旅人との出会いで印象的だったのが、もう1つある。


【お祭りハイカー】
暑さと疲労のピークを迎え、道の駅の休憩所で足を休めた。
すると、そこにはひときわ目立つのぼりと、いくつかの荷物が置かれている。
ここら界隈の、お祭り用の小道具が置かれているのかな?とはじめは思った。
しかし、のぼりに書かれた「ヒッチハイク」という文字から、そうではないことを感じ取れた。

疲労が激しく椅子で横たわっていると、その荷物に向かってひとりの男がやって来た。
そのときは横目で見る程度が精一杯だったのだが、そのいでたちに興味を注がずにはいられなかった。
はっぴ姿に雪駄、頭にねじりはちまき、手には提灯。
もしかして、芸人なんかがロケでもしているのか?
しかし、取材クルーらしきものはなく、単独でいるらしい。

体力が回復して外へ出ると、まだその彼がいたので、迷わず話しかける。
すると向こうのほうも僕の姿に興味津々だったらしく、逆に質問をされてしまう。
そうか、僕もはたから見たら珍しい姿だったのか。

お互いの興味をぶつけつつ、情報交換をした。
彼は埼玉からやって来て、ねぶた祭りをはじめ東北のいろんなお祭りを、ヒッチハイクで旅しているという。
なるほど、衣装と提灯はお祭りのためのものだったか。
のぼりも近くで見ると、業者に注文したものではなく、釣り竿などを利用して手作りしていることがわかる。

ここまでがっちりコンセプトを固めた旅は、すばらしい!
今まで何人もの旅人を見つけたが、トップクラスの個性である。
会話もしっかりしていて、旅の途中でも内気になりがちな僕は、ぜひとも見習いたいところである。

f:id:kickboy:20170815061713j:plain

 

キックボード東北旅~出会い編1~

旅の余韻があるうちに、小出しにでも思い出を書き綴っておこうと思う。

今回の旅で、1つ今までと違うことがある。
それは、人とのふれあいの数。
すれ違いざま声をかけられることはたまにあったが、がっつり時間をとって話すということは今まで少なかった。


【アレックス】
はじめに出会ったのが、アレックスという28歳のフランス人だ。
後ろから声をかけてきた彼は、自転車で沖縄から北上し日本を縦断しているという、なかなかの猛者。
一応日本には旅行で来ているということなのだが、日本語の語学勉強や農家での居候体験なんかも経ており、なかなか日本語が達者。

僕からすれば十分魅力的な彼だが、僕に対して「クレイジー」「リスペクト」と、キックボード旅に対して賞賛の声を浴びせてくれる。
一度お別れをしたのだが、すぐさま待ち伏せしてくれて「いっしょにランチしませんか?」ということになった。

おそらく旅の途中で、ランチを他の人ととるというのは、はじめてだ。
まあ、ランチといっても周辺に何もない場所だったので、コンビニで座り込んでなのだが。
お互いの自己紹介から始まり、旅のことやら恋愛観といったことまで、いろいろと話せた。

あとは「日本の道はきれいだ」という話もしていた。
フランスでは田舎の道は未舗装なのだそうだ。
最後に交わした固い握手は、今でも両手が覚えている。


よく「音楽に国境はない」なんて言葉を聞くが、音楽だけに限らず、趣味というものに国境なんてないんだなと感じた。

f:id:kickboy:20170814064716j:plain

情熱!東北地方

無事戻りました。
昨日の夕方に、久しぶりに大阪の地に戻りました。

キックボードで新潟から秋田まで、しっかり走りきりました。
厳密には、もっと青森寄りの場所が目的地だったけれど、40キロほど手前でゴール。

原因は台風。
台風といっても僕のいたところでは温帯低気圧に変わった。
こいつのせいで、1日足止めを食らった。
ただ、その足止めを決断できたおかげで、走っている途中に雨に当たらなかったのは何よりありがたいことだ。

国道ではなく、あえて海沿いのルートを走った今回の旅。
地図を見ても観光地は少なく、変化もない単調なものになるんじゃないかな、という不安が出発前にあった。
それが旅を終われば、やはりそうはならない。
特に今回は、人との触れ合いが多かった。

あと東北の人は、実に人情的で社交的で、熱い情熱を感じた。
このあたりは、また別途詳しく書きたいな。


そんなこんなで、旅の余韻にひたりながら夏を乗り切ろうと思う。
今度こそは、早めにWebサイトを更新したいな。

f:id:kickboy:20170813071643j:plain

f:id:kickboy:20170813071647j:plain

f:id:kickboy:20170813071650j:plain

f:id:kickboy:20170813071652j:plain

f:id:kickboy:20170813071651j:plain

ナツタイフウ、ナツトウホク

しばらく旅に出ます。
さがさないでください。

GWの続きで、新潟から山形→秋田と北上します。
もちろんキックボードです。

f:id:kickboy:20170805010738p:plain



悩みごとは1つ。
ええ、言わずもがなですわ。

台風5号
なんでこんな時期に!
しかもなんで東北方面に!
直撃しなくとも、台風の影響で前線どうこうとかで、大雨降ったりするからね。
げんに、今回走るルートの一部は、前回大雨で打撃を受けていたし。

それはさておき。
今回は1日あたりの走行距離が、全体的にやや少なめ。
遠慮しているのではなく、全体的に宿が少ないため、ちょうどいい距離に宿がとれないのだ。
距離が短すぎて、変に時間がムダになったりしなければいいのだが。

旅の前日は、何かしら不安がつのるな。
とにかくムリだけはせず、しっかり楽しんでこよう!

リメンバー「キックボード福井→新潟」

「キックボード福井→新潟」をアップしました。
http://tabi-boy.sakura.ne.jp/tabi/2017hokuriku_kick/2017hokuriku_kick01.html

以前も書いているかも知れないけれど、旅の楽しみというか、感性というか、年々変わってくる。
昔はとにかく貧乏旅で、いかに安価で1日を過ごすか、距離をかせぐか、といったストイックなことが楽しかった。
けれど今は逆に、名物があれば若干値を張っても食べ、距離はゆるめに設定する、ということで心身ともにゆとりを持つことに楽しみを感じる。
「めざせ日本一周!」みたいなこと考えて走っているけれど、これが2周目となったら、これまた1周目とは全然違った感覚になるんだろうな。

さてさて、アップしたものはGWの旅。
何というか、1日ごとに違った景色を感じられて、いつも以上にバラエティ豊かな旅ができたと感じている。
北陸ってほとんど足を踏み入れたことがなく何の予備知識がなかっただけに、余計に新鮮に感じたのかも。
食べ物も酒もうまかった。

やっぱりキックボード旅は最高!
まだまだ続けていきまっせ!


どうでもいいけれど、やっぱりWebサイトのデザイン変えたい・・・
時代錯誤もはなはだしい・・・

 

f:id:kickboy:20170803233850j:plain

 

灼熱大陸

ある週末の、地元の気温計。
とんでもなく恐ろしい数字が叩き出されていた。
とうとう日本も、ここまで来たか・・・

f:id:kickboy:20170731234625j:plain



などと言いたいところだが、ネタを明かせばただの故障。

とはいっても、数年後にはこの数字がリアルになるんじゃないかな。
着実に気候がおかしくなっていることは、誰もが認めざるを得ないことやからね。


暑さでいえば、心配事がもう1つ。
「こんな暑さ、根性で乗り越えたる!」とクーラーをつけずに過ごした結果、家で熱中症になる高齢者が毎年後を絶たない。
時代の流れを感じられないガンコものには、ほとほと困ったものである。

と思いつつ、実は僕もその1人。
今年に関していえば、部屋にクーラーをつけていない。
サーキュレータでしのいでいたが、さすがに昨夜は寝付きが悪かった。

また今夜は、夕立のせいもあり、さらに湿度がエゲツない。
こうなったら、さすがにギブアップ。
音を上げて、さっきクーラーをつけた。
ぜんぜんカッコよくないことにカッコつけて、体を壊すのもバカらしいし。

プレミアムサーズディ西中島

ありがたいことに、昨夜は会社の人に声をかけてもらい、西中島へ飲みに出た。
「会社の人と飲みに行くのは・・・」とか書いてた矢先なので、なおさら申し訳ない。
同じ部署でも、違う仕事をしている人もいるので、本当に貴重でありがたい。

仕事が終わり、午後7時に「喜多呂」に集合。
年季の入ったお店構えだが、しっかり清掃は行き届いている。

4,000円飲み放題コースということだったが、料理はなかなかのもの。
お造りの5種盛りはそこそこの鮮度で、シメさんまという珍しい品もある。
蒸したじゃがいもを軽くほぐし、アンをかけた創作料理「じゃがいも饅頭」は、モチモチ感もあり絶品である。
その他4品、いずれも味がしっかりしており、これで4,000円は安すぎる。

話も終始盛り上がっていた。
ただ、どうしても仕方ないことなのだが、現場の愚痴が多い・・・
まあ、共通の話題となるとそうなってしまうのは仕方がない。
せっかく職場から離れているのだから、ふだんあまり話せないプライベート話とかで盛り上がれたらいいんだけれどね。

もちろん、僕がそう仕向けるだけの力があればいいだけで、それがないのだから文句を言えた立場ではない。
愚痴は愚痴で、悲しいかな楽しめる部分もあるし。
というわけで、決して不満を言ってるわけでも、否定しているわけでもない。
だから嫌わず、また呼んでくださいませ。


仕事のことが気になり平日に飲むのは避けていたが、今は仕事が落ち着いていることもあるし、たまにはいいかも知れない。